Lives Matter
こんにちは。
ニューヨークもロックダウン解除されたようです。
良かったです。
日本ほど終息には向かっていないアメリカのコロナですが、
次は黒人人種差別問題が出てきました。
そして今年は4年に一度の大統領選挙。
一体アメリカはどうなってしまうのでしょう。
今日は私が感じたアメリカでの黒人さん達の立場について書いてみます。
Black Lives Matter
このブログを始めた頃にも書いたかもしれませんが、
私はニューヨークで正に黒人さん達のコミュニティエリアにお邪魔して住んでた訳ですが、プロスペクトパークという大きな公園が近いという事から、
ここ数年は白人達が移り住んできて、随分家賃も高騰化しました。
ユダヤ人達がこの辺りのアパートを買い占めて、白人に貸す。
家賃が高くなって住めなくなってしまった、元々ここにいた黒人達がどんどんブルックリンの奥地に追いやられる。
という流れになっていました。
その奥地ですら高くなって来ているので、ニューヨークに住めなくなってしまった黒人達も多いと思います。
とはいえ、私が住んでたエリアは白人さんと黒人さんが上手く共存しているように見えました。
日曜日になると、ドラムサークルという公園の広場でジャンベを持った地元の人達が集まって、一心不乱にタイコたたいています。
白人の人も一緒に混ざってタイコたたいたり、踊ったりしてて、本当にここでぼーっと過ごすのが私も大好きでした。
とはいえ、数年前、まだ白人がこの辺りにあまりいなかった時代、
この辺りはギャングがはびこり、毎日のように銃声が聞こえるような街でした。
ニューヨークでは、「白人が住み始めた」イコール「治安が良くなった」と言われます。
そして更に「スタバ」「ホールフード」なんかができたらもう安心。だなんて言われがちです。
やはり黒人エリアは治安が悪いイメージがどうしても拭いきれません。
実際、この辺りも治安が良くなった今でさえ、よくシューティング(ドンパチ)が起きて人が死んだとニュースで見かけます。
運良く私はそういう怖い経験はありませんが、黒人エリアが危ないっていうのも事実だと思います。
ちなみにですが、私が特に黒人に恐怖心はありません。
ですので、真夜中のニューヨークに黒人しか乗っていないバスに乗っても何も思いませんし、夜中の電車で黒人の方と車両に二人きりというシチュエーション大丈夫です。
そのせいか、友達の旦那さん、黒人なんですが、
私は無意識(反射的)に黒人を避けるタイプのレイシストな人間じゃないから好き。
と言われた事があります。
最初はなん事言っているのか分からなかったのですが、
彼いわく「気づかないかもしれないけど、世の中の人は僕が横に立つとカバンを隠したり、距離を置いたりするんだよ。そうやってずっと生きて来たから敏感にそういう人間に気づいてしまうんだ」と説明してくれました。
多分、今回起こっている事ってこういう事の小さな積み重ねの爆発なんだと思いました。
当の本人でなければ気付いていないくらい小さな事ですが、
私だったら傷いて落ち込むと思います。
逆に威嚇てやろう!って気持ちになってします人も多いと思います。
私は黒人の事に抵抗無いとは言いましたが、夜中に変な黒人見たら変な汗かいてちょっと避けるように距離を取ってしまうのも事実です。
もちろん変だと思ったら必要だと思います。
でも、私はニューヨークに住んでて二回、変な人っぽから避けようと少しだけ距離を取った時にその黒人に汚い言葉で罵声を浴びせられた経験あります。
恐らく本当に変な人だったんだと思いますが、
今思えば私が避けたから、もっと怖がらせてやろう!って思ったんだと思います。
実際に危ない人もいるのも事実なので、正直判断難しいです。
でも私はアジア人なので、結構黒人にいじられる立場です。
道を歩いていても「こんにちは〜」って変な日本語で話しかけられます。
うまく記事をまとめられないのですが、
アメリカも見えないカースト制度が存在しているんです。
ニューヨークは地区によって教育水準が全く違います。
恐らく他の州も同じだと思います。
良い教育が受けれる学校があるエリア→めっちゃ家賃高い
家賃が高いから安いエリアに住む→教育水準がめっちゃ低い
私達日本人は貧しかろうが全員同じ基準で義務教育を受ける事ができます。
多少地域差はあると思いますが、公立の義務教育に関しては何処の学校も同じ事教わります。
もちろん、日本も裕福な方は私立に行かせたり、プラスアルファで塾とかに行かせたりできるから、そこで若干差は出てくると思いますが、基本みんな同じ事習う事ができると思います。
ですが、アメリカの教育システムは本当に整っていないんです。
日本みたいに教育委員会という組織は存在していないようで、
学校が結構自由にプログラムを組んでいるようなんです。
例えばここの学校ではトマトの栽培を習うけど、あそこの学校ではそんな授業無い。
日本だと全国の学校でトマトの栽培は一度は経験しますよね?
そんな感じでどこの学校に行けるかで、勉強できる内容が大きく変わってきます。
お金持ちエリアの学校はとことん教育に力入れますが、
多分貧しいエリアはそんなにいい教育受けれていないんだと思います。
でも貧しいからどうしようも無いんですよね。
そんな悪循環が何十年と繰り返されていた訳で、
その結果、ホワイトカラーと呼ばれる仕事には白人が勤め、ブルーカラーと呼ばれる仕事には黒人の方が就きがちです。
地下鉄を見ても、地下鉄の従業員は黒人かヒスパニック系しかいません。
配達員さんも黒人の方が多いと思います。
白人はなぜそういう仕事に就かないのでしょう?
ニューヨークの街でホームレスやってる白人の若い子と達は
仕事が無いなら何故黒人の方が一生懸命働いているように力仕事をしないのでしょうか?
この辺りにもアメリカの深い歪みを感じてしまいます。
でもコロナの件があって、これからはなくなりつつあるホワイトカラーという仕事じゃなくて、ブルーカラーの仕事のニーズが増えてくると思います。
黒人の方に有利になって欲しい!って訳じゃなくて、差別無い世の中になって欲しいんですが、アジア人だって差別されます。メキシカン、他の人種だって絶対何かしら差別を受けている事あると思います。
なので今回のプロテストで、
お互い人種関係なく敬意を払える時代が来るような気がしました。
それでは、今日も最後までありがとうございました。
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